中国初の国産大型旅客機、「離陸」近づく 国策で開発、欧米対抗

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北京=西山明宏
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 中国初の国産大型旅客機C919の商用飛行が近づいている。国営新華社通信などは、同機が9月中に中国の航空当局による安全性証明を取得したと報じた。習近平(シーチンピン)政権は航空機市場を牛耳る欧米に対抗するために国産機の開発を重要視しており、国外への輸出も視野に入れる。

 「国家の意志、民族の夢、人民の期待を乗せ、中国の大きな機体を青空へ滑空させよ」。習氏は9月30日、北京市人民大会堂でC919の開発チームと面会した際、こう強調した。前日には、「型号合格証」と呼ばれる航空当局の安全性証明を取得したことを受けたセレモニーが開かれた。

 C919は、2008年に設…

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    吉岡桂子
    (朝日新聞編集委員=中国など国際関係)
    2022年10月3日18時41分 投稿
    【視点】

    中国の航空機開発も高速鉄道に似ています。新幹線やTGVなど世界の技術を導入して中国国有企業が生産するようになりましたが、航空機もエアバスとの旅客機組み立ての合弁工場が天津にあります。さらに、今回C919を製造した「中国商用飛機」はもともと米

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    江渕崇
    (朝日新聞経済部次長=日米欧の経済)
    2022年10月3日18時37分 投稿
    【解説】

    中国商用飛機(COMAC)によるC919の認証取得は、米ボーイングと欧州エアバスの2強による「複占」となった世界の旅客機市場に、中国勢が食い込んでいくにあたっての極めて重要な一歩です。とはいっても、最重要部品であるエンジンは、同機がベンチマ