息子の死から12年、届いた調書 父が見た元少年の顔写真と「笑み」

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岩本修弥
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 6月、神戸市北区の堤敏さん(63)のもとに、代理人弁護士から2冊の分厚いファイルが届いた。

 「ショッキングなことが書いてあるから、あまり見ないほうがいい」

 電話ではそう言われた。中身は、警察や検察が捜査した調書のコピーだった。

事件の概要は

2010年10月4日夜、神戸市北区筑紫が丘4丁目の路上で、知人と話をしていた堤将太さん(当時16)が頭や首などをナイフで刺されて死亡した。兵庫県警は昨年8月4日、愛知県にすむ当時17歳のパート従業員の男を殺人容疑で逮捕。鑑定留置を経て今年1月、神戸地検は殺人罪で起訴した。その後、弁護側からの精神鑑定の請求を裁判所が認め、今も医師による刑事責任能力の見極めが続く。

こみ上げた怒り

 息子が命を奪われた事件から、今月4日で丸12年になった。高校2年の将太さん(当時16)は2010年、自宅近くの路上で刺され、殺害された。

 長く未解決だったが、昨年8月4日、愛知県にすむ当時17歳のパート従業員の男(29)が逮捕された。将太さんとは交友もない人物だった。

 なぜ、息子が殺されたのか――。

 ずっと知りたかったことが…

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