ノーベル賞のペーボ氏、陛下が4月に言及 「人類の進化の解明に光」

多田晃子
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 今年のノーベル医学生理学賞を受賞することが決まった、独マックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボ氏(67)は2020年、「生命科学」の分野で日本国際賞を受賞した。今年4月に都内で開かれた授賞式では、天皇陛下が皇后さまと共に出席し、「おことば」で、ぺーボ氏の研究について触れた。

 陛下は授賞式で、ペーボ氏の研究について、「古代人の骨からDNAの断片を抽出して解析する遺伝学的手法を取り入れ、世界で初めてネアンデルタール人のゲノム解読に成功されました。以来この方法で現生人類の進化の核心に迫る成果をあげ、現生人類の誕生と進化の解明に新たな光を当てられました」と言及した。

 さらに、ペーボ氏を含めた8人の受賞者について、「様々な科学技術の発展や人類の健康に大きく貢献するものであり、ここに、深く敬意を表します」と語った。

 日本国際賞は、科学技術の進歩に寄与した人に与えられる賞。新型コロナの影響で20年と21年の授賞式は延期され、今年はまとめて開かれた。(多田晃子)