「切り捨てられた思い」が渦巻く営業現場、かんぽ生命不始末のツケ
藤田知也 鈴木康朗
「かんぽ個人別実績表TOP300」。そんなタイトルの一覧表がこの夏、各地の郵便局の営業現場で出回り始めた。かんぽ生命で好成績の社員の新規契約数や金額、活動実績などが並ぶ。局別の一覧表では、実績の悪い局も一目瞭然だ。
この表を連日メールで受け取る首都圏の局長は、頭を抱える。
「数字で現場を追い込む指導が復活する前触れじゃないか。苦労して営業している局員にはとてもじゃないが見せられない」
脳裏に浮かぶのは、3年前の…