ロシア領事1人、国外退去へ 日本政府が対抗措置

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 ロシア政府が在ウラジオストク日本総領事館の領事を違法な情報収集活動を行ったとして国外退去としたことを受け、日本政府は対抗措置として、日本で勤務するロシアの領事1人を国外退去とする方向で調整している。「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」の指定も検討している。政府関係者が明らかにした。

 ロシア外務省は先月26日、同総領事館の領事が「領事の職務と相いれない行為をし、ロシアの安全保障に関わる利益を損なった」と明かし、「ペルソナ・ノン・グラータ」として国外退去を命じた。

 これに対し、林芳正外相は27日、「領事館員が違法な活動を行った事実は全くない」と反論。外務省の森健良事務次官は、ガルージン駐日ロシア大使を同省に呼び出して厳重に抗議し、「日本政府として相応の措置を講じることになる」と伝えていた。日本外務省によると、領事は両手と頭を押さえつけられた状態で連行され、「威圧的な取り調べ」を受けた。領事はすでに日本に帰国している。

 日本政府は4月、ロシア軍のウクライナ侵攻で多数の民間人が犠牲になっていることを踏まえ、在日ロシア大使館の外交官ら計8人を国外退去とした。ロシア側も同月、日本の外交官8人を国外退去にすると発表した。

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