ジョークだと思った ノーベル医学生理学賞のペーボさん 喜び語る
村山知博 後藤一也
今年のノーベル医学生理学賞に決まった、独マックス・プランク研究所のスバンテ・ペーボさん(67)が4日、ライプチヒの自宅からオンラインで沖縄科学技術大学院大(OIST)の会見に参加した。「いまでもまだ完全には信じられない」と受賞決定を喜んだ。
ペーボさんはスウェーデン出身。古代人類のネアンデルタール人のDNAを解析し、現代の人類の祖先がネアンデルタール人と交雑していたことを突き止めた。現在、沖縄科学技術大学院大の客員教授も務めている。
会見で、ペーボさんは「(受賞が決まった)前日は圧倒的な1日で、夜は遅くまで起きていた。睡眠時間は短く、今朝はまだボーッとしている」と笑った。
受賞の知らせは、現地時間で3日の午前9時ごろ、10歳の娘を学校に送っていくため玄関を出たところで受けた。「最初は、研究室の同僚のジョークだろうと思った」
これまでの研究生活で最も胸…