使用済み寝具もリサイクル エアウィーヴとJALが取り組み本格化

田幸香純
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 寝具大手エアウィーヴは使用済み寝具のリサイクルに本格的に乗り出す。第1弾として日本航空(JAL)のビジネスクラス向けマットレスパッドを回収し、新たな製品に作り直す取り組みをスタート。使用後は大半が廃棄される寝具の再生につなげることで、環境意識を高める狙いだ。

 JALでは2013年から国際線ビジネスクラスでエアウィーヴのマットレスパッドを使っており、今後約1年かけて計8200枚を再生する。パッドの中身になるエアファイバーを洗浄して溶かし、新たな製品に仕立てる。

 再生コストがかさむため、新品を買うより2~3割高くなるが、JALの鈴木啓介執行役員は「企業にはESG(環境・社会・企業統治)戦略に取り組む責任があり、様々な会社が協力することが必要だ」と意義を強調した。

 エアウィーヴの高岡本州会長兼社長は「家電や自動車のようにリサイクルに関する法整備が寝具になく、国内でのリサイクル率が2%にとどまる」と指摘。消費者がリサイクル素材を使った寝具を使うことをちゅうちょする「心理的バリアー」もあるものの、ホテルなどからも関心が寄せられ、取り組みに手応えを感じているという。田幸香純