新名所?神戸空港に巨大ブロッコリー 田中達也さんの常設展示室
宮島昌英
【兵庫】ブロッコリーを木に見立てたミニチュア作品などで知られるミニチュア写真家の田中達也さん(40)の常設展示室が9月末、神戸空港の展望デッキにオープンした。展示室近くには高さ約3メートルのブロッコリーのオブジェもあり、来場者が写真を撮影するなどして作品の独特の世界観に親しんだ。
田中さんは日常にあるもので別のものを表現した作品を発表していて、NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」のオープニング映像で話題になった。デッキの二つの展示室には、ホチキスの針で神戸の町並みを再現した「芯神戸」や明石焼きをかまくらに見立てた「明石雪」など、神戸や空港にちなんだ計38作品が並ぶ。
南あわじ市から訪れた神戸芸術工科大3年の碇(いかり)菜緒さん(20)は「ブロッコリーがリアルで大きくてかわいかった。神戸空港の名物になりそう」と話した。
展示室は平日午前10時~午後7時、土日祝日は午前9時~午後8時。入場無料。(宮島昌英)
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