只見線存続へ街おこし、新潟側からも レトロな民宿が描く沿線の未来

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白石和之
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 宇宙戦艦ヤマトのポスター、リカちゃん人形、キャンディーズのカセットテープ……。福島県に一番近いJR只見線の大白川駅(新潟県魚沼市)から坂道を上ること約2キロ。民宿「喜楽荘」にはレトロなグッズが所狭しと並ぶ。

 経営する榎本健二さん(54)は「只見線なんとか会」の仲間とともに、存続に向けて「何とかしよう」と沿線の活性化に取り組んでいる。その一つが、知人が収集する大正以降のレコードやゲーム、アニメなどのグッズを活用した街おこし「うおぬまレトロ化計画」。おととし引き継いだ喜楽荘の客室など8室にグッズを展示し、自由に触って楽しめるようにしている。

 「四季折々の美しい風景の中を走る只見線は、世界一ロマンチックな鉄道」と話し、只見線こそが地域おこしの起爆剤になると確信する。新潟、福島両県の沿線自治体だけでなく、JR上越線との相互乗り入れや上越新幹線との接続により、隣の南魚沼市群馬県も巻き込んだ「雪国観光圏」構想を提唱する。

「故郷がなくなる」危機感

 魚沼市と合併する前の旧守門…

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