それは「インドネシアの甲子園大会」 熱すぎる地元愛、サッカーにも

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マラン=半田尚子、シンガポール=西村宏治、バンコク=翁長忠雄
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 インドネシアの東ジャワ州マランのサッカースタジアムで125人が死亡し、300人以上が負傷した大惨事。催涙弾が死者数を押し上げた要因だとして批判が集まっているが、そもそものきっかけは試合後のグラウンドにサポーターが乱入したことだ。なぜこれほど熱狂するのか。

 マランで取材する現地記者は「ここではサッカーは宗教のようなもの」とたとえた。サポーターたちは神の教えを信じるように、チームの勝利を信じている、というのだ。

 マラン県の人口は約300万人。県のウェブサイトなどによると、主な産業は農業で、リンゴが特産品だ。現地記者は「人々にとって、サッカーの応援に熱中することが、日常を忘れられる唯一の娯楽だ」と説明した。

 サポーターはチームに街の誇りも託す。今回の暴動は、マランにあるサッカーチーム「アレマFC」が、スラバヤを本拠とするプルセバヤ・スラバヤに負けたことがきっかけだ。スラバヤは同じ州内にあるインドネシア第2の都市。「同じ州内の大都市には負けたくない」という強い気持ちを持っている。

■「勝つと幸せ。よく眠れ、よ…

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