日野自エンジン不正のあおり、静寂の町工場 消防車の納入にも暗雲

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近藤郷平、江口英佑
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 エンジンの排ガスや燃費をめぐる不正が発覚したトラック大手の日野自動車は、近く国土交通省に不正の再発防止策を提出する。問題発覚から約7カ月。経営責任の明確化や、法令順守の仕組みをどう整えるのかが焦点になる。一方、生産が正常化する見通しは立っておらず、部品を供給してきたサプライヤーからは悲痛な声が上がる。

 関東地方のある町工場。トラック部品が主力製品のひとつだが、日野向けの生産ラインは減産が続き、プレス機などは稼働が止まった。工場は、静寂に包まれていた。

 自動車各社の生産はこのところ停滞していた。部品メーカーの生産も連動して減った。そこに原材料価格の高騰と円安が襲い、コスト増がのしかかっていた。

 さらに日野の不正が重なり、経営は一段と厳しい状況に追い込まれた。この町工場の従業員は50人に満たない。経営者は「うちのような規模の会社にとっては、本当に厳しい」とこぼす。

 「日野の不正問題で大打撃を…

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