ノーベル平和賞にベラルーシの人権活動家とロシア、ウクライナの団体

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ロンドン=金成隆一
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 ノルウェーのノーベル委員会は7日、2022年のノーベル平和賞を、ベラルーシ人権擁護活動家アレシ・ビャリャツキ氏(60)、ロシアの人権団体「メモリアル」、ウクライナの人権団体「市民自由センター(CCL)」に授与すると発表した。

 ロシアのウクライナ侵攻が長期化する中、ロシアやベラルーシ当局の弾圧に屈せず、人権侵害を監視し、民主化や民主主義の促進を求めてきた姿勢が評価されたとみられる。

 ノルウェー・ノーベル委員会のライスアンデシェン委員長は会見で、この3者に授与することで「国境を接し合うベラルーシ、ロシア、ウクライナにおける、人権や民主主義、平和共存の優れた擁護者3者を称えたい」と述べた。

 「彼らは、人権の価値、反軍国主義、法の原則を支持する一貫した取り組みを通じて、国家間の平和と友愛という、今日の世界が最も必要としているアルフレッド・ノーベルのビジョンを復活させた」と述べた。

 今回の受賞者のうちビャリャツキ氏は、ベラルーシの人権団体「ビャスナ」の代表を務める。

 ベラルーシでは1994年以降、「欧州最後の独裁者」と呼ばれるルカシェンコ大統領が権力を掌握。20年8月の大統領選では、有力候補を次々と拘束して排除して「6選」を決めた。

 だが、直後に不正疑惑が浮上…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年10月7日20時1分 投稿
    【視点】

    今回のノーベル平和賞の1個人と2団体をつなぐキーワードは「記録と公開」だと思います。 ビャリャツキ氏はルカシェンコ政権による弾圧。メモリアルはスターリン政権による弾圧。市民自由センターはウクライナでのロシアによる戦争犯罪について、それぞれ