エンゼルス大谷が規定投球回数に到達 規定打席も達成し、歴史的快挙

オークランド=山口裕起
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 大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(28)は5日(日本時間6日)、米カリフォルニア州オークランドであったアスレチックスとの今季最終戦に「3番・投手兼指名打者」で先発し、5回1失点。一回を投げ終えたところで大リーグ5年目で初めて規定投球回数(162回)に達した。

 一回。先頭のケンプを見逃し三振、2番マーフィーを中飛、3番ブラウンを三ゴロの三者凡退に抑えた。

 二回も三ゴロ、遊ゴロ、空振り三振の3人で、三回も空振り三振、空振り三振、二飛の無安打に抑えた。

 2巡目に入った四回は左飛、二ゴロ、遊ゴロ。五回は空振り三振で1死を奪ったが、四球と初安打となる左翼線二塁打で1死二、三塁とされ、中犠飛で1点を先行された。なお2死二塁のピンチは空振り三振で退けた。

 打撃は一回1死一塁で迎えた第1打席で右前安打を放った。三回2死二塁での第2打席は一ゴロ、六回の第3打席は空振り三振、八回の第4打席は三ゴロだった。

 大谷は五回まで被安打1、6奪三振と好投していたが、右手中指にできたマメの影響でこの回限りで降板。試合は2―3で敗れ、大谷は9敗目を喫した。

 大谷は8月に規定打席数に2年連続で到達。大リーグで同じ年に規定投球回数と規定打席数の両方をクリアした選手は、現在の2リーグ制が確立した1901年以降で初めて。歴史的快挙を達成した。

 規定投球回数と規定打席数は、最優秀防御率首位打者などのタイトルを決定する際に、原則的に到達していなければならない数字。先発投手や野手が、シーズンを通して出場する上での、ひとつの目標となる。

 大リーグの規定投球回数は試合数と同じ162回、規定打席数は試合数の3・1倍の502打席。今季の大谷は8月9日(日本時間8月10日)に、ベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利と2桁本塁打」の歴史的記録を達成した。

 大谷の今季成績は、投手として28試合に登板して15勝9敗、防御率2・33。打者として打率2割7分3厘、34本塁打、95打点。(オークランド=山口裕起)

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    千正康裕
    (株式会社千正組代表・元厚労省官僚)
    2022年10月6日16時55分 投稿
    【視点】

    ピッチャーの規定投球回数とバッターの規定打席を同時に達成したことは、ローテーションピッチャーであることと、レギュラー野手であることの両方を証明したと言える。まさに、真の二刀流を証明したシーズンと言ってよいのだと思う。 打率.273は、