軍支配のミャンマーで「子どもに絵本を届けたい」 困難でもめげない

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ヤンゴン=福山亜希
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 「学校では先生にしかられるし、たたかれることもある。穴の空いた服を友達に笑われることもある。でも図書館の本は僕をしかったり笑ったりしない。僕は図書館が大好きだ」

 中原亜紀さん(53)の仕事は貧しい子どもに絵本を届けることだ。日本のNGO「シャンティ国際ボランティア会」の一員としてタイ国境の難民キャンプに図書館を作ったら、こんな詩を書いてくれた男の子がいた。努力が報われたと、胸が熱くなった。

 田園風景が広がる福岡県みやこ町出身。ファッション誌を読みふけっていた女の子が国際協力の職に進むきっかけは、米国留学した大学生の時に訪れた。

■自身の思い込みに気づき、社…

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