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内密出産「存在認められた」 国のガイドラインに慈恵病院が見解

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堀越理菜、久永隆一
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 妊婦が病院の担当者にだけ身元を明かして出産する「内密出産」の国によるガイドラインを巡り、国内で唯一内密出産に取り組む慈恵病院(熊本市)が6日、記者会見を開いた。蓮田健院長は「これまで公的なよりどころがなかった内密出産という存在を認めていただいてありがたい」とした上で、情報開示の手順などに改善も求めた。

 国が9月末に公表したガイドラインについて同病院が見解を示すのは初めて。 蓮田院長は子どもへの情報開示の手順が具体的でないことを課題に挙げた。同院は、ガイドライン公表前に国に私案を提出。開示する1年前から児童相談所や養育者らが相談し、母親の意向も確認するなど細かな手順を提案していた。今後、児童相談所などと協議して病院の方針をつくり、ガイドラインの改訂版につなげたいという。

 また、身元を明かした出産を説得する際に、妊婦の同意を得るように努めた上で「行政機関が同席することが望ましい」とした点については、「いきなり説得の場に行政の方が見えるのは無理だろう」と指摘。内密出産を望む女性は、行政への警戒感などがあるケースが少なくないとし、病院の相談員による説明後、改めて行政が対応する形が望ましいとした。

6、7例目の内密出産も公表

 子どもを巡って児童相談所が…

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