米ディズニーランドは「金持ちの場所になった」 23万円の年間パス

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アナハイム=五十嵐大介
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 リトル・マーメイドの実写版、ライオン・キングの新作――。9月のディズニーの会員向けイベント「D23エキスポ」で新作映画が紹介されると、会場は大きな歓声に包まれた。スター・ウォーズなどを手がける「ルーカスフィルム」、アイアンマンなどで知られる「マーベル」、トイ・ストーリーなどのアニメ作品で知られる「ピクサー」など傘下の制作会社の新作が続く。ディズニーが築き上げたコンテンツ力の強さを改めて見せつけた。

 会場を歩くと、コスプレをした若者から高齢の夫婦まで、幅広い年齢層の人たちがいた。子どもの頃から慣れ親しんだファンたちは、大人になっても引きつけられているようだ。

 「母親のおなかの中にいた頃から連れてきてもらった。ディズニーと共に育ってきた」。近くに住むエリオット・ジェニングスさん(19)は、スター・ウォーズの衣装を着てそう話した。

 こうしたディズニーの世界観…

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    江渕崇
    (朝日新聞経済部次長=日米欧の経済全般)
    2022年10月7日17時48分 投稿
    【視点】

     アメリカのディズニーのテーマパークで家族4人が2日間過ごすと、入場料だけで20万円を超える場合があります。  国ごとの物価を比較するには、同じ価値を持つ商品の値段を比べるのが手っ取り早く、ゆえに「ビッグマック指数」がしばしば参照されるわ