ワクチン接種後に11歳男児死亡、因果関係は不明 けいれんの既往歴
厚生労働省の専門家部会は7日、米ファイザー社製の5~11歳向けの新型コロナウイルスワクチンを接種した11歳の男児が、接種5日後に死亡したとの報告があったと公表した。このワクチンでの死亡報告は2例目だが、3回目接種後としては初めて。急性脳症が死亡につながったとみられるが、部会は現時点で情報不足のために接種との因果関係は評価できないとしている。
男児はこれまでに熱性けいれんなどの病気を経験していたという。9月19日にワクチンの3回目を接種した後、20日に発熱やけいれんが起き、医療機関に搬送。24日に死亡した。
部会では、男児の髄液などから少量の「ヒトヘルペスウイルス6(HHV6)」が検出されたことや、けいれんの既往歴、服用していたぜんそく薬が影響した可能性も否定できないと判断された。今後も解剖結果などの情報を集めるという。
5~11歳向けのワクチンは…