事件から2カ月、1課を動かした行政解剖 メタノールで妻を殺害事件

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遠藤美波
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 同居する妻にメタノールを飲ませて殺害したとして、東京地検は7日、製薬大手「第一三共」の会社員、吉田佳右(けいすけ)容疑者(40)=東京都大田区西馬込1丁目=を殺人罪で起訴した。事件をめぐっては、妻は当初病死の疑いと判断され、警視庁も事件性は薄いとみていた。風向きが変わったのは事件から2カ月後。「行政解剖」の結果がきっかけだった。

 地検によると、吉田容疑者は今年1月14~15日ごろ、自宅で妻の容子さん(当時40)に何らかの方法でメタノールを摂取させ、殺害したとされる。吉田容疑者は同16日朝、「妻の意識がない」と119番通報。容子さんは搬送先の病院で死亡が確認された。

 容子さんについて、病院は「脳炎の疑いがあるが、心停止の理由は不明」と診断。警察官による検視でも病死の可能性があり事件性は低いと判断され、事件性が疑われる場合に行われる司法解剖の対象とはならなかった。

 死因が不明の場合は、事件性がないとされても監察医制度に基づき、監察医による行政解剖が行われる。

 3月に出た解剖結果では、容…

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