「拷問を記録、投獄後も屈せず」 ノーベル平和賞、受賞理由の要旨

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高島曜介
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 ノルウェーのノーベル委員会が7日に発表したノーベル平和賞の授賞理由の要旨は次の通り。

 受賞者たちは長年にわたり、権力を批判し、市民の基本的権利を守ることを推進してきた。戦争犯罪、人権侵害、権力の乱用を記録するための並外れた努力をし、平和と民主主義にとって市民社会が重要であることを示した。

 人権擁護活動家アレシ・ビャリャツキ氏は、1980年代半ばにベラルーシで起きた民主化運動の発起人の一人で、母国の民主化と平和的発展のために生涯を捧げてきた。特に、大統領に独裁的な力を与え、デモを引き起こした憲法改正に対応するため、96年に人権団体「ビャスナ」を設立。投獄されたデモ参加者とその家族への支援を続け、政治犯に対する当局の拷問を記録し、抗議する幅広い人権団体へと発展した。

 政府は繰り返し、ビャリャツ…

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    三牧聖子
    (同志社大学大学院准教授=米国政治外交)
    2022年10月7日23時6分 投稿
    【視点】

    プーチンがウクライナで行う戦争が、ロシアにとって都合がよい形に美化された歴史観に支えられてきたことを考えたとき、ロシアの負の歴史の記録につとめてきた「メモリアル」の平和賞受賞は象徴的な重要性を帯びる。 「メモリアル」はスターリンによる