11日から新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和され、全国旅行支援も46道府県で始まった。3年近いコロナ禍で大きく傷ついた観光地の再興はなるのか。期待が高まる一方で、解消すべき課題も多い。
良質なパウダースノーが人気を博し、世界的なスキーリゾートとなった北海道のニセコ地区。水際対策が大幅に緩和された11日、10カ所以上のホテル、コンドミニアムを運営する不動産会社「ニセコアルパインデベロップメンツ」では、シーズン到来を前に、訪日客の感染対策や発熱時の対応の流れを担当者が観光庁などに確認し、従業員に周知した。
同社の事務所で連日、電話が鳴りやまず、1日数百件のメールへの対応に追われたのは9月下旬。岸田文雄首相が水際対策の大幅緩和を表明したことを受け、オーストラリアやアジアからの宿泊予約の問い合わせだった。
あっという間にカレンダーが…

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