9月の米消費者物価指数、前年比8・2%上昇 インフレ収まらず

ワシントン=榊原謙
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 米労働省が13日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月より8・2%上昇した。事前の市場予想(8・1%上昇)を上回った。伸びは3カ月連続で減速したものの、なお高水準を維持し、米国の激しい物価高(インフレ)は収まっていない。

 市場が注目するCPIの前月比は0・4%の上昇だった。前月を上回るのは2カ月連続で、インフレは加速している。米連邦準備制度理事会(FRB)は次回11月の会合で、4会合連続となる0・75%幅の利上げを決める可能性がある。

 費目別では、ガソリン代は前年同月比18・2%、食費が11・2%、住宅費が6・6%の上昇だった。原油価格の下落により、ガソリン価格の上昇幅は縮んでいるが、住宅費は加速。特に住宅費は一度上昇すると高止まりする傾向があり、インフレの長期化が懸念される。

 FRBが12日公開した前回9月会合の議事録によると、参加者はインフレ抑制のため「より引き締め的な政策に移行し、それを維持する」必要があるとしており、大幅な利上げを継続する方向だ。ただ、国際通貨基金(IMF)は今年の米国の実質経済成長率を従来予想から0・7ポイント減の1・6%に減速する見通しを公表しており、利上げの代償となる景気後退への懸念が強まっている。(ワシントン=榊原謙)

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