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　SNSに投稿された写真がきっかけで、ストリートチルドレンから企業の広告塔に――。そんな華麗な転身が、国軍の弾圧が続くミャンマーであった。路上のゴミを集めて暮らしていたポワレイ君。まっすぐな瞳が人々を引きつけた。今ではモデルとして家計を支える。新たな夢もできたという。

　「借金が返せてお母さんが喜んでいたのがうれしかった」

　自宅を訪ねると、ポワレイ君は母のひざで甘えながら話した。

　最大都市ヤンゴンの低所得者層が集まる地域。掘っ立て小屋のような住居が並ぶ一角に家はある。

　木の扉をくぐると、細く暗い廊下を挟み、小さな部屋がいくつも並ぶ。奥の方の一部屋がポワレイ君が家族8人で暮らす家だ。

■粗末な家に家族８人…