第6回BTSは兵役に行く?「ウ・ヨンウ弁護士」一場面を入り口に知る現状

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ソウル=鈴木拓也
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 韓国の7人組アイドルグループ「BTS」の釜山でのコンサートが大きな注目を集めている。

 最年長メンバーが兵役に就かねばならない時期が近づき、7人での舞台が「しばし見納め」になる可能性があるためだ。

 「可能性」とするのは、韓国では世界的な活躍をふまえて兵役の負担を軽減すべきかが議論されているから。音楽界やファンがかたずをのむ議論はいま、どうなっているのか。

 日本でもヒットしたネットフリックス韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」には、初対面の依頼者と弁護士がこんな会話を交わすシーンがある。

 依頼者 くわの実のジュースをどうぞ。(韓国北部の)楊口(ヤング)で育った100%有機農です

 弁護士 えっ、楊口? 懐かしいなあ。私は軍隊生活を楊口で過ごしました

 依頼者 本当ですか。私も楊口ですよ

 弁護士 おっ、それなら白頭山部隊の出身ですか

 驚きの表情を浮かべた弁護士は笑顔を向けて立ち上がり、「忠誠」と叫んで敬礼。依頼者も敬礼で返し、2人は意気投合する。

 韓国の男性に兵役の義務があるからこそのシーンだ。スクリーンの中だけでなく現実社会でも、男性同士がビジネスでのやりとりや酒席などで、軍隊生活の思い出を語り合うことは珍しくない。

「軍隊でサッカー」の話は非モテ 韓国の中の兵役

 BTSのメンバーが立っている境遇の一端を見るには、まず韓国社会の中で「兵役」というものが、どのように捉えられているかを知ることが助けになる。

 実は韓国は、今も「戦時」に…

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