為替チャートに異変、瞬間の円高 「覆面介入」か? 市場に臆測呼ぶ

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女屋泰之
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 歴史的な円安水準である1ドル=147円台後半を突破した13日夜、円安の流れから逆行するように70銭ほど円高に振れる瞬間があった。その後すぐに円安基調に戻ったが、市場では様々な臆測を呼んでいる。

 13日夜、為替の動向をパソコンで見守っていた金融市場の関係者は、思わず画面の前で手を止めた。値動きを示すチャートのグラフに異変があったからだ。

 米国で9月の消費者物価指数(CPI)の発表があった同日午後9時半ごろから、日米の金利差がさらに開くとの観測が広がり、円を売ってドルを買う動きによって一気に円安が進行。午後10時20分ごろには1ドル=147円60銭台となり、バブル期の1990年以来32年ぶりの円安水準を突破した。

 異変は、その直後に起きた。

 一気に70銭ほど円高に振れ…

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