AI(人工知能)を活用して画像を作る「画像生成AI」のサービスが次々と登場している。文字列を打ち込むだけでプロ顔負けの画像が表示されるなど手軽さの一方で、フェイク画像や著作権をめぐる課題なども議論されている。
特に注目されたのは、この夏に相次いで公開された「Midjourney(ミッドジャーニー)」と「Stable(ステーブル) Diffusion(ディフュージョン)」だ。
絵にしたいものやテーマを「プロンプト」「呪文」と呼ばれる言葉で打ち込むと、数十秒で複数の画像が表示される。「ゴッホ風」「写実的に」などと入れると、絵のタッチも指定できる。AIによって作られた無数の画像が、SNSをにぎわせている。
二つのサービスを使って様々なAI生成画像を生み出し、9月には画像集も出版した「852話(はこにわ)」さん。CGクリエーターとして10年以上活動してきたが、「あまりにもクオリティーの高いものができてびっくりした」と話す。ゲーム感覚で試行錯誤しながら徐々にコツをつかみ、仕事にも活用している。
後半では、著作権をめぐる問題などについて専門家の見解を聞きました。
最大の長所は「速度とパター…