「市長になって何をがんばる?」 子どもが候補に聞きたい三つの質問
足立朋子
子どもが市長を選ぶとしたら、どんな視点で選ぶのだろう――。
23日告示、30日投開票の神奈川県茅ケ崎市長選に合わせ、小学生から17歳までが候補者にインタビューをして、模擬投票をする「こども選挙」の企画が進んでいる。
参加する子どもたちは「子どもも選挙をやっていいなんてすごい」と目を輝かせている。
近づく選挙、子どもたちが激論
10月初めの日曜日。茅ケ崎海岸に臨む会議室は熱気に満ちていた。
テーマは、市長選の立候補予定者に行うインタビューの質問だ。
「どんなことがわかるとみんなが投票する人を選びやすくなる?」
「それを聞き出すためにはどんな質問をすればいいかな?」
大人のスタッフの投げかけを受けて、公募に応じた「こども選挙委員会」の11人が、三つの班に分かれて話し合った。
2時間以上の白熱した議論の…
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- 【視点】
このような有権者ではない子どもや若者を対象とした民間の自主企画が多くの地域で行われ、また、その一環や学校の授業の中で実際に候補者に自分たちで質問して比較するような機会をつくる取り組みが増えています。これは本当に重要な主権者教育で、もっと多く
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