ドイツでサイバーセキュリティー対策を担う連邦情報セキュリティー庁(BSI)のアルネ・シェーンボーム長官が18日、解任された。ウクライナ侵攻を巡って対立するロシアからのサイバー攻撃が懸念されるなか、対策の根幹を担う長官がロシアの情報機関に関わりがある人物と接触していた疑いが持たれていた。
BSIを管轄するフェーザー内相が18日、シェーンボーム長官の公務遂行の即時禁止を決めた。
内務省の報道官は朝日新聞の取材に、「ドイツで最も重要なサイバーセキュリティー対策の長官として、公務遂行の中立性と公平性に対する国民の信頼を永久に損なった」と回答。「ロシアがハイブリッド戦争を仕掛けている現在の危機的状況においては、なおさらだ」とコメントした。
内務省は疑惑の詳細な内容を…

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