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　20日にあったプロ野球・ドラフト会議で、盛岡中央高の斎藤響介投手（17）がオリックスから3位指名を受けた。「うれしい気持ちでいっぱい。先発で投げて、2桁勝利をしたい」と目標を語った。

　身長177センチ、体重72キロと決して大柄ではないが、右腕から繰り出す最速152キロの直球が魅力だ。今夏の全国高校野球選手権岩手大会では、チームを決勝まで導いた。

　岩手出身の好投手は、菊池雄星（花巻東、ブルージェイズ）、大谷翔平（花巻東、エンゼルス）、佐々木朗希（大船渡、ロッテ）らがいる。しかし斎藤は、「僕はずっと山本由伸投手を目標にしてきた」と言う。

　同校の奥玉真大監督も、「スカウトの方から、山本由伸投手の高校時代に背格好や球筋が似ている、と言われていた。いいチームに、素晴らしい評価をしていただいた」と喜んだ。

　対戦したい相手は、「高校の先輩でもある（楽天の）銀次さん。まずは体作りのためにトレーニングに励みたい」と斎藤。体を鍛えて、先輩が待つ1軍の舞台にまで駆け上がる。（山下弘展）