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壁にぶつかるスーツケース、失明した館長のひらめき AIが創る未来

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コーディネーター・瀬川茂子
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 国際シンポジウム「朝日地球会議2022」(朝日新聞社主催)はオンラインで開催され、パネル討論「AIが広げる社会参加~ワクワクの技術で『誰一人取り残さない』」を配信した。

 急速に発展するAIなど最新技術を使い、誰もが暮らしやすい未来をつくりだすにはどうすればよいのか――。IBMフェローで日本科学未来館長の浅川智恵子さんと、アーティストのスプツニ子!さんが語りあった。

スーツケースを前に出して歩くと…浅川さんのひらめき

 浅川さんは、けががもとで14歳の時に失明し、教科書や本を読めない、1人で学校や買い物に行けないという困難に直面した。しかし、「目が見えなくてもできることをしたい」と研究、発明の道を切り開き、点字のデジタル化や、インターネットを読み上げるソフトウェアを開発してきた。

 浅川さんは、開発中の「AI…

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