モンベルの「ランドセル」、12月から全国で販売へ 1万4850円
伊藤稔
アウトドア用品大手のモンベル(大阪市)が、富山県立山町の依頼で開発した通学用リュックについて、12月中旬から全国のモンベルストアで販売することがわかった。価格は1万4850円(税込み)で3色を検討しているという。
通学用リュックは、来年度に同町で入学予定の新入生向けに開発されたもので、今月11日に同町での贈呈式で披露された。舟橋貴之町長が、近年、平均購入額が5万円を超えるランドセルの高額化への懸念から、包括連携協定を結んでいるモンベルに依頼し、実現した。
製品名は「通学用バックパック『わんパック』」。高さ35センチ、幅25センチ、奥行き15センチで、A4サイズがそのまま収納できる。重さは約900グラムと皮革製ランドセルに比べ軽く、防水性にもすぐれ、6年間使える耐久性を備えているという。
これまで培ってきた技術や高…
- 【視点】
近年、高額化し、人気モデルを手に入れるための「ラン活」という言葉まで生まれているランドセル。ランドセル工業会の調査では、2022年の平均購入額は5万6千円ということで、未就学児の親として、正直、首を傾げざるを得ません。子ども本位で考えれば、