新兵器「ポセイドン」本当に核魚雷? 小泉悠さん語るロシア冬の戦い

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聞き手・根本晃
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 ウクライナに侵攻したロシア軍がドローンによる攻撃を強めるなか、現地ではまもなく冬場を迎えます。戦況にはどのような影響が出るのでしょうか。ロシアの軍事・安全保障に詳しい東京大学先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠さんは、「新たな戦線」が発生する可能性があるとみています。

 ――10月以降、ロシア軍は攻撃にドローンを多用しています。ミサイルが尽きてきたのでしょうか。

 これまで膨大な数のミサイルを製造してきたけれど、さすがに在庫が尽きてきているのは間違いありません。

 だからこそ、イランからのドローンや短距離弾道ミサイルの輸入が報じられているわけです。ドローンは安価に都市空爆を行う兵器として導入されたとみられますが、弾道ミサイルまで輸入しているとなると、本格的に戦闘用の武器が不足してきている可能性があります。

西側技術に依存するロシア

 ――ロシアは自国産ミサイルを増産できないのでしょうか。

 英王立防衛安全保障研究所(RUSI)の分析によると、ロシアがウクライナに投入している27種類の軍事機器には、欧米など西側製の部品が450品目使用されています。

 西側の技術に頼っているので、制裁によって新規生産に大きな影響が出ているはずです。

 一方、ソ連時代は西側の部品を使わなくてもミサイルを生産できていました。精密さを必要としない無差別攻撃であれば、ロシアは爆撃を継続できると思います。

ウクライナ侵攻が始まって8カ月。今後、戦況はどのように展開するのでしょうか。小泉悠さんのインタビューを2回に分けてお伝えします。初回の後半では、冬場に想定される戦い方やロシアの新型兵器「ポセイドン」についても解説してもらいます。

無差別攻撃の狙いと効果とは

 ――ロシアの無差別攻撃について、英国防省は、軍事戦略的な意味よりも心理的恐怖を与えることを狙っていると分析しています。

 私も同じ意見です。首都キー…

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