カンボジアの夜、足元照らすライト 友人が縁石につまずきひらめいた
紙谷あかり
カンボジアの夜を、徳島発のソーラーLEDライトが足元から照らす。
コンクリート製品の製造販売をする冨士建設工業(徳島市)が2012年に開発した「ピカロット」。太陽光で8時間蓄電すると13時間光る。縁石など既設のブロックを円筒状にくりぬき、モルタルで固めるだけで容易に設置でき、メンテナンスも少なく済む。
一昨年、JICAの「普及・実証・ビジネス化事業」に採択され、来年から2年間で3100基を設置する予定だ。カンボジアの人たちが自ら設置できるよう指導もする。
開発したのは小林佳司社長(…