お試し移住で子どもは「保育園留学」 滞在者増目指し実証実験 美濃

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 古い建物が残る「うだつの上がる町並み」で有名な岐阜県美濃市で、1~3週間家族で移住してもらい、就学前の児童をこども園で預かる実証実験が始まっている。名づけて「保育園留学」。地域の魅力を伝え、中長期的な関係人口(短期滞在者)の増加をめざす。

 人口減少が進む地域と、子育て家族をつなぐ留学プログラムを展開するベンチャー企業「キッチハイク」(東京都台東区)が美濃市と連携して取り組む。

 美濃市は周囲を山に囲まれ、清流長良川や板取川が育む豊かな自然がある。そこでの暮らしに加え、市認定こども園「美濃保育園」では野菜の栽培や収穫、木材と触れ合う「木育」などが体験できるという。

 古民家を改修した宿や1棟貸しの施設に滞在する。仕事場として築150年の長屋を改装したコワーキングスペースを利用できる。1家族3人で1週間10万円から。

 来年3月までの期間、毎月2~5家族程度を募る。2023年度からは年間100家族を目標に受け入れ体制を整える。事業には、十六フィナンシャルグループの「NOBUNAGAキャピタルビレッジ」が出資し、市はキッチハイク、美濃保育園と連携し、環境整備などに取り組む。

 保育園留学は21年に北海道厚沢部町を皮切りに始まり、熊本県天草市新潟県南魚沼市に続いて美濃市が全国で4カ所目になる。一時預かりを受け入れてくれる保育園と既存の宿泊施設、テレワーク施設があれば、どこでも実施できるという。

 キッチハイクの山本雅也・代表取締役CEOは「子どもにとっては大自然に触れて心身ともに健やかに育つ環境を、両親には働きながら子育てしながら多様な選択を提供できる。過疎地域には、子育て家族を招き、地域経済に貢献をもたらすことができる」と話す。「保育園留学 美濃」(https://hoikuen-ryugaku.com/mino別ウインドウで開きます)で検索できる。

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