外務省の森健良事務次官と韓国外交省の趙賢東(チョヒョンドン)第1次官が25日、東京都内のホテルで会談した。日韓両政府は関係改善では一致しており、最大の懸案になっている戦時中の徴用工問題の解決に向けて、着地点を慎重に探っている状況だ。
日本側の発表によると、会談は約90分間行われた。森氏は「日韓関係を健全な関係に戻し、更に発展させることが必要だ」と指摘。両氏は徴用工問題を含む懸案について協議を加速させ、緊密な意思疎通を続けていくことで一致した。韓国側の発表によると、両氏は北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対する深刻な懸念を共有。徴用工問題を含む両国間の懸案について「深い意見交換」をした。
徴用工問題をめぐり、尹錫悦(ユンソンニョル)政権は訴訟で敗訴が確定した日本製鉄(旧新日鉄住金)と三菱重工業の資産を裁判所が売却し、元徴用工らへの賠償に充てる「現金化」を防ぐための解決策を探ってきた。
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■韓国の解決案は………