フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ開幕戦、スケートアメリカの女子で優勝した坂本花織(22)=シスメックス=は、今季から振付師を新しくした。特に、米国の人気歌手ジャネット・ジャクソンの曲を使用したショートプログラム(SP)は、今までにないリズミカルで洗練されたイメージになっている。
振り付けたのは米国在住のロヒーン・ワード氏。2014年ソチ五輪団体銅メダルで、22年北京五輪にも出場したジェーソン・ブラウン(27)=米国=と長くタッグを組んできた。
テレビの仕事でスケートアメリカの会場に来ていたブラウンに、“兄弟子”としてワード氏と坂本がつくり出す世界について聞いてみた。
――坂本のSPを見てどう感じましたか?
「花織は体を自由自在に動かしていて、演技を見ていて楽しかった。ロヒーンは彼女に対し、今までとは別のスタイルをつくり出している。スケーティングの境界線を押し広げるようなプログラム。それを、花織のようにすでに世界で名をはせたスケーターがやっている。花織の個性は何をやっていても輝いています」
――ワード氏らしいプログラムですか?
「ロヒーンのすごいところは…

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