第2回腕だけの遺体に結婚指輪 沖縄出身志願兵がウクライナで見た「地獄」

有料記事ウクライナ情勢

根本晃
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 俺は、テキサスで働く救急救命士だったんだ。

 ロシアが侵攻を始めて間もない3月上旬に、仕事も何もかも投げ捨ててウクライナに行った。衛生兵になろうとした。

 なぜかって? ロシアの戦車が、民間人を乗せた車をひいたとして拡散されていた動画を見たからだ。

 その時、誰も何もしないなら、俺がなんとかしなきゃと思った。

 銃器の経験もあるし、父親は海兵隊員として沖縄の米軍基地にいた。軍隊には慣れていた。

 周りのみんなに反対された。「馬鹿」だとか「狂ってる」と言われた。

 でも、やらなきゃいけなかった。後悔はしていない。

 日本の人たちに一つ言っておきたいことがある。

 日本がウクライナを支援しているのはいいことだ。ただ、あなたたちがテレビで目にする光景がどんなに悲惨だろうと、現実はもっとひどいんだ。

 沖縄戦を経験した沖縄の人たちは、わかっているんじゃないかな。戦争がどれだけ地獄かって。

 《ロシア軍が侵攻したウクライナには、各国から志願兵が集まっている。沖縄で育ち、日本人の母と米国人の父を持つ男性(25)もその一人。7月下旬、オンラインで取材に応じた》

逃げようとしたロシア兵にロケットランチャーを

 飛行機でポーランドに移動し…

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    座安あきの
    (ジャーナリスト・コンサルタント)
    2022年11月12日10時7分 投稿
    【視点】

    ウクライナの「悲惨」な戦場の描写に混ざって、沖縄戦を体験した人々が見たであろう「地獄」への言及があり、そこからさらに、美ら海水族館、勝連城、首里城に行った思い出に触れ、平和記念資料館の展示で遺体の写真を見た記憶が語られる。「民間人が攻撃され