これも信長効果? 岐阜のブランド柿「天下富舞」が108万円落札
松永佳伸
織田信長の「天下布武」にちなんだ岐阜県産の高級ブランド柿「天下富舞(ふぶ)」の初競りが28日朝、名古屋市中央卸売市場北部市場(愛知県豊山町)であり、過去最高値を更新する2個108万円(税込み)で取引された。
天下富舞は県が2015年に公表した柿の新品種「ねおスイート」のうち、糖度が20度以上のものだけが名乗ることができる。梨のようなサクサクとした食感と上品な甘さが特徴だという。出荷期間は2週間ほどで、今年は昨年の2倍近い約1万2千個を見込む。
過去最高値となったのは最高ランク「天下人」(糖度25度超)の2個。生産した本巣市の加藤泰一さん(78)は「天候にも恵まれてうまくできた。味は年々進化し、おいしくなっている。高く評価されたことはうれしい」と笑顔がこぼれた。
大手スーパーマーケットのバ…