打ち上げ失敗のイプシロン 2段目のガスジェット装置でトラブル発生
玉木祥子
小型固体燃料ロケット「イプシロン」6号機の打ち上げ失敗について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2段目のエンジン部分に付いている機体の姿勢を安定させるガスジェット装置のトラブルで起きたことを明らかにした。装置のどこに問題があったのか調査を続ける。
この装置をつくったメーカーの製品が、開発中の大型ロケット「H3」にも使われており、影響も調べる。
トラブルがあったのは、ガスを噴射して機体を安定させる「RCS」と呼ばれる装置。ガスを噴射するための燃料が流れず、予定していた姿勢よりも約21度ずれたという。
JAXAは、燃料が流れなか…