ジブリがいっぱい、期待もいっぱい パークの経済効果は480億円?

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佐藤瑞季 大野晴香 伊藤智章
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 スタジオジブリの世界観を体験できる「ジブリパーク」(愛知県長久手市)は、県が約340億円をかける「公園」だ。全面開業後は年約180万人の来園を見込み、経済効果を約480億円とはじく。ジブリ人気に地元の期待は高まるが、不安はないか。

 12日の内覧会。ジブリの海外人気を映すかのように外国メディアや在日公館関係者の姿が多く見られた。

 前日に新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和され、訪日外国人客インバウンド)の回復も見込まれる。11月1日の開園に向けては追い風だ。

 宿泊と入場券などのセット販売をする旅行会社JTB(東京)によると、売れ行き順調で「首都圏と関西発の予約が多い」という。

 最寄り駅などでリニモを運行する愛知高速交通(愛知県長久手市)は開園に合わせ、平日2便を増便する。混雑具合をみて増発を検討するという。

 「みなさん来て下さるか、ちゃんと楽しんでいただけるかな、というのがすごく気になっている」

 ジブリパークを監修した宮崎吾朗監督は28日、名古屋市内であった記者会見で、そう語った。

 「ジブリパーク」という響き…

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