ハロウィーンの夜狙った京王線刺傷事件から1年 心と体の傷、今も

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増山祐史
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 ハロウィーンの夜に東京都調布市を走る京王線の特急電車内が放火され、乗客がナイフで刺された事件から31日で1年。逃げ場のない「密室」で無差別に狙われ、今も心身に深い傷を負った乗客がいる。そんな被害者の支援を警察官が続けてきた。

 事件は2021年10月31日午後8時ごろに発生。映画バットマン」の悪役「ジョーカー」の格好をした服部恭太被告(25)が、乗客をナイフで刺して車内にライターオイルをまき、放火した。服部被告は「人が多いハロウィーンを狙った」と供述したとされる。

 警視庁犯罪被害者支援室は、事件直後から被害に遭った約10人に治療費の支援やカウンセリングの案内をしてきた。

 佐藤幸介警部補(41)は事件当日の昨年10月31日夜、発生の連絡を受け、自宅から調布署に設置された特別捜査本部に向かった。

1年前に発生した京王線の事件は、多くの乗客に深い傷痕を残しました。記事の後半では、事件の被害に遭ったときに受けられる警察や国の支援についても紹介します。

 走行中の車両内はパニック状…

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    福田充
    (日本大学危機管理学部教授)
    2022年10月31日10時57分 投稿
    【視点】

    ハロウィーンの京王線乗客を襲ったこの1年前の犯罪は、拡大自殺に近い自暴自棄犯罪であり、メディアイベントを標的とした無差別大量刺傷事件である。 社会への私怨と復讐心、自己承認欲求、目立ちたいという願望が重なり合った現代的な特徴を持つ犯罪であ