武蔵野市をアニメとマンガの街に 江口寿史さんらがPRプロジェクト
人気の街・吉祥寺を抱える東京都武蔵野市には楳図かずおさんら著名な漫画家が数多く住み、アニメスタジオも多数ある。街の魅力を発信するプロジェクト「アニメノマンガノムサシノ2022」が1日、始まった。
主催は武蔵野商工会議所と一般社団法人・武蔵野市観光機構による実行委員会。1日に記者発表会があり、同会議所の高橋勇会頭は「コロナ禍で疲弊した街を盛り上げたい」と話した。訪日外国人が再び増えることを見据えた取り組みという。吉祥寺は、「まことちゃん」の楳図さんら著名な漫画家が多く住んでいることで知られ、市内のアニメスタジオは業界団体の調査で40社近いという。
公式サイトを立ち上げ、市内のクリエーターのインタビューや、スタジオスタッフお薦めの地元グルメ情報などを発信していく。公式ツイッターも11月半ばに始める。
プロジェクト用メインビジュアルは「ストップ!!ひばりくん!」などで人気を博した漫画家・イラストレーター江口寿史さんが作成中。江口さんは1981年から吉祥寺を拠点に活動する。この日の対談企画では「世界に誇れるアニメ、漫画の作り手が市内に集まっていて奇跡的」と話し、「人を引きつける街の魅力を描けたら」と述べた。
来年1月には、「ハクション大魔王」などで知られるアニメスタジオ「タツノコプロ」の創立60周年を記念し、作品上映やライブのイベントを共同で催す。(井上恵一朗)
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