第6回グーグル1強のネット検索「独占を許容しつつ監視を」 辻正浩さん

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聞き手・平井恵美
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 米グーグルが「1強」状態のネット検索の世界。企業は、自社のサイトが検索順位の上位にくるように、ウェブサイトの構成などを調整する「検索エンジン最適化(SEO)」と呼ばれる対策をとっている。様々な企業を顧客に持つSEOの専門家で、グーグル検索のアルゴリズム(計算手法)と長年向き合ってきた辻正浩さんは、「日本語検索では他に選択肢はない」とグーグルを評価する一方、ほぼ独占状態による弊害を問題視する。ネット検索の世界で何が起きているのか、話を聞いた。

検索エンジン最適化(SEO)は、特定のウェブサイトがグーグルなどの検索結果の上位に表示されるように、サイトの構成や記事などを調整すること。検索結果の上位に自社サイトが表示されるかどうかで、企業の売り上げが大きく左右されることもある。

 ――グーグルの検索順位を決めるアルゴリズムは、その評価指標や、コアアップデート(年に数回ある大規模なアルゴリズム変更)の詳細も公表されていません。どうやって対策を取るのですか。

 私は数十万の語句を検索にかけて、それぞれの順位を追うことで傾向をつかんでいます。日本でいま、グーグル検索でどんな語句でも100回検索すると、検索結果を通じて5回は私の顧客のサイトにアクセスされている状況です。それらのデータも活用して、評価の指標がどう変わったのか見ています。

 ――世界の検索エンジン市場で、グーグルのシェアは9割を超えています。他社と比べてどこに違いを感じますか。

 検索エンジンの中で、圧倒的…

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