ベテラン操縦士に受け継がれる特別なフライト 遺族のための10分間

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小川崇
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 日本航空(JAL)のベテラン、石井敦史機長(54)は2017年3月の朝、ボーイング737型機に乗り込んだ。

 行きの便は、いつもと違い、「見習い」として副操縦士の席に座った。

 フライト前、東京・九段の靖国神社を訪れた。

 映画やネットで行き先の歴史についても学んだ。

 何も知らずに操縦するわけにはいかない、と思ったからだ。

 羽田空港を離陸し、ほぼ南にまっすぐ約1200キロ。2時間ほど経ち、徐々に高度が下がると、もやの中から島影が浮かんだ。

 島の南西の端には、米軍の砲撃で変形したとされる山が見える。

 日本航空(JAL)には、パイロットたちに受け継がれている特殊な飛び方があります。経験豊富なパイロットだけが選ばれる特別なチャーター便で、離陸直後の10分間行われます。記事の後半では、フライトの様子や乗客の思いを伝えます。

 1945年、日米合わせて5…

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