「圧死しそう」「現場は街全体」 雑踏事故の数分前、悲鳴交じる通報
雑踏の中で多くの命が失われた韓国ソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)の事故から1週間が経った。日常を暗転させた惨事に韓国社会は衝撃を受けている。何が起き、なぜ起きたのか。解明の動きは始まったばかりだ。
幅約3・2メートル、長さ約40メートルの坂道に人があふれていた。周辺の店からの音楽が鳴り響き、マントを身につけたり、映画のキャラクターに扮したりする人の姿もある。ハロウィーンを前にした10月29日の夜、様々なイベントが催される梨泰院に集まって楽しもうとの思いは、その場に集った多くの若者らにとって自然だった。
誘導の警察官「今年は少なく感じた」
当日、梨泰院には10万人以…
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