ウクライナへの侵攻のためにロシアで9月から動員された新兵の中で、戦闘拒否などの動きが広がっている。上官から射殺するとの脅迫を受けながらも抵抗する様子が、親族を経由してSNSで伝えられている。ロシアは30万人規模の動員兵の投入によって劣勢の戦況を立て直したい考えだが、兵士の士気低下で厳しい状況に陥っている。
「お前らを撃ってまとめて穴に放り込み、親族には行方不明だと伝える」
ウクライナ東部ルハンスク州で地下室に閉じ込められた動員兵たちが上官らにこう脅されたと、ロシアの独立系ネットメディア「アストラ」が5日、複数の動員兵の親族の話として伝えた。
動員兵らは、戦闘に参加する…
- 【視点】
「部分的な動員では済まない。いずれ総動員が発令される」と考える人が、ロシアで急増しています。2月の侵攻開始直後の世論調査では「ロシアで総動員が発令されると思うか」という質問に「必ずそうなる」「おそらくそうなる」と答えた人は28%でした。それ

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