東芝買収へ2.2兆円規模を提案 JIP、国内企業から出資1兆円

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 東芝の経営再建策をめぐり、国内投資ファンド日本産業パートナーズ(JIP)が、日本企業十数社から計1兆円規模の出資の意向を取り付け、東芝に正式な買収案を提出したことが7日、分かった。買収金額は、現在の時価総額である2兆2千億円規模を想定している模様だ。

 今後、社外取締役でつくる東芝の特別委員会が提案を受け入れるかを協議する。ただ、JIP側は買収資金の一部として金融機関からの融資を想定しているが、まだ金融機関からの確約を得られていないという。金額も当初見込まれた額を下回り、議論がこのまま進むかについては不透明な要素が残っている。

 関係者によると、東芝は10月にJIPに優先的な交渉権を与え、今月7日を期限として協議を進めていた。JIPは経営再建にあたって、島田太郎社長ら東芝の現在の経営陣を変えない案も示しているという。

 JIPは国内企業に出資を募…

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