性別による「無意識の思い込み」、男性>女性 内閣府がネット調査

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藤崎麻里
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 「組織のリーダーは男性の方が向いている」といった、性別による「無意識の思い込み」(アンコンシャス・バイアス)を内閣府が調べたところ、こうした意識を持つ人は男性の方が多く、実際に言われたり感じたりした経験は女性に多い傾向が明らかになった。

 内閣府男女共同参画局がインターネット上で20~60代の1万906人に調査し、8日公表した。

 「女性は結婚によって、経済的に安定を得る方が良い」などの41項目を4段階で尋ねた。「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と答えた「思い込み」の割合を全項目で平均すると、男性が23・6%で女性の17・7%を上回った。最も思い込みが多かった項目は男女ともに「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」で、男性で48・7%、女性で44・9%だった。

 「男性は結婚して家庭をもって一人前だ」「デートや食事のお金は男性が負担するべきだ」では、若い男性は肯定的な回答が少なかった。逆に、「職場では、女性は男性のサポートにまわるべきだ」「男性は出産休暇・育児休業を取るべきではない」といった職場の役割分担では、若い男性ほど肯定的だった。

 一方、性別に基づく役割の思…

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