賞金およそ3千億円が大当たり 米宝くじで史上最高額に

ピッツバーグ=遠田寛生
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 米国の宝くじ「パワーボール」の抽選が8日にあり、運営団体は約20億4千万ドル(約2978億円)の大当たり(ジャックポット)が出たと公表した。当選者は1人で、カリフォルニア州在住。名前などそれ以上の情報は明かしていない。

 AP通信によると、金額は史上最高額を更新した。受け取りは29年以上の分割か、一括払いなら9億9760万ドル(約1456億円)を手にできる。過去最高額は2016年の15億8600万ドル(約2316億円)で、大当たりの確率は2億9220万分の1。

 「パワーボール」は1~69の数字五つと、1~26の数字一つを選ぶ仕組み。当たりくじが出ない場合は、賞金が次回に繰り越される。今回は8月に始まり、3カ月ほど当選が出ていなかった。

 当初、抽選は7日に行われる予定だったが、AP通信によれば、一部で技術的な問題などがあり、8日に延期されたという。一夜をまたいだため、賞金は約19億ドル(約2774億円)から微増していた。

 米中間選挙の日だが、巨額の賞金だけに米メディアも大きく報道した。米CNNは「世界の宝くじ史上最高額」と伝えている。(ピッツバーグ=遠田寛生)

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