トランプ旋風は「さざ波」 デーブ・スペクターさんが見た中間選挙

有料記事アメリカ中間選挙2022

聞き手・牛尾梓
[PR]

 米中間選挙の開票作業が進んでいます。選挙前、トランプ前大統領がいまも主導権を握る共和党が議席を伸ばすと見られていましたが、民主党が善戦しています。3日にツイッターで、「アメリカの中間選挙に不在投票をしました!ガーシーの名前がなかった」とつぶやいた、米国籍でコメンテーターとしても活躍するデーブ・スペクターさんに話を聞きました。

    ◇

 簡単に言えば、候補者のクオリティーによって結果が左右されていると思います。当然のことではあるのですが。

 あまりに過激で狂信的な人とか、昨年1月の議会襲撃事件に関連していた人とか、いわゆる「選挙否定派」とか。そういう偏った候補者がなかなか議席を取れていない。

 選挙前は、みんながトランプ…

この記事は有料記事です。残り1176文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    鵜飼啓
    (朝日新聞オピニオン編集長代理=国際)
    2022年11月9日21時42分 投稿
    【視点】

     さすがデーブさん。「さざ波」とはうまいこと言いますね。  候補者のクオリティーによって結果が左右されているというのもおっしゃる通りだと思います。ただ、「当然のこと」であることが当然ではないように思えてくるのもアメリカの現状ではないでしょ