元は出稼ぎ、今はアーティスト 逆境越えた在日ブラジル人の作品とは

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平山亜理
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 出稼ぎ目的で来日し、工場などで働きながら、今ではアーティストとして活動する在日ブラジル人たちの作品展が東京都内で開かれている。世界で活躍するブラジル人の才能に、光を当てるのが目的。逆境を乗り越え、今ではアートで生計を立てる人もいる。

 「フォーカスブラジル」という財団などの主催。世界7カ国で開催され、日本では2011年から続く。17人が描いた油絵など約百点が展示され、在日ブラジル大使館(東京都港区北青山2丁目)で11日まで開かれている。

 動物や自然などを描いた20点の絵を出展したアーティストのパウラ柿原さん(41)=愛知県碧南市=は05年に来日。最初は愛知県西尾市のピザ屋や碧南市のねじ工場などで働いた。3人の子育てにも追われ、絵は趣味で描く程度。ただ作品をSNSに投稿すると、友人から「買いたい」との反応があり、口コミで広がって絵が売れるようになった。

 その後、絵の描き方を教えて…

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